夕顔(ゆうがお)
白き扇(あうぎ)の、いたうこがしたるを、「これに置きて、参らせよ。枝も情けなげなめる花を」とて、取らせたまえば
白い扇に、香をたきしめてあるのを「これに載せて差し上げてください。枝も風情のなさげな花なので」といって、お渡しした。