浮舟と匂宮小さき舟に乗るの図。

浮舟


いと、はかなげなる物と、あけくれ、見出す、小さき舟に、乗りたまひて、さし渡りたまふほど、はるかならむ岸にしも、漕ぎ離れたらむやうに、心細くおぼえて、つと、つきて抱かれたるも、いとらうたしと、おぼす。


浮舟はいつもとても「怖そう」とながめていた小さな舟に匂宮と一緒に乗って宇治川を行く。そんなに岸から離れていないのに怖くてぴったりと匂宮に抱かれている。匂宮は「とってもかわいい」とお思いになる。

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